楠中学校放送部のやる気がすごい!
はじめに
これまで1年に1度のNコン入賞に向けて動画づくりに取り組んできた楠中学校の放送部。
しかし、もっともっといろんなことにチャレンジしたいと考えてきたそうです。
そんなときに、校長先生から「崇城大学のお兄さんたちが動画コンテストの募集案内に来てくれたよ」と聞いた放送部員たちは、動画コンテスト応募に向けた情報収集のため、顧問の小川先生とともに崇城大学情報学部SCB放送局に乗り込んできました。
小川先生と6人の挑戦者たち
小川先生曰く、「楠中学校放送部員6人は少数精鋭ながら何事にもぶつかっていくチャレンジャーたち。だからこそ、いろんな経験をさせてあげたい。」とのこと。小川先生の今回の崇城大学訪問の目的は、情報学部の地域メディアの講義のエッセンスを90分間で学ぶことでした。ということで、情報学部助教で動画制作の講義「地域メディア」を担当する内藤先生の講義が始まりました。
伝える相手(ターゲット)を決めよう
内藤先生から部員たちに、動画の構成を考えるうえで大切なふたつのことが伝えられました。
まずは、ターゲットを決めるということ。動画を観てくれたすべての人に思いを伝えようとすると総花的でポイントがぼやけた作品になってしまうことから、少数でもいいので共感してくれる人に向けた動画づくりが必要だと教えてもらいました。
この日のためにペットのうさぎを撮影してみんなに披露した部員は、それを聞いて、うさぎを飼ってみたい人が共感するストーリーと最近飼っていたうさぎが死んでしまった飼い主が共感するストーリーを真剣に考え始めました。
「なぜ?」を伝えよう
もうひとつの大切なこととして「なぜ、この動画をつくったのか」「この動画を広めるべき理由」を動画を観た人にわかりやすく伝えることが挙げられました。
動画を観た人を共感させるのはもちろん、共感し、さらに仲間になって共に活動するなど行動してもらうことが大事です。行動につながる深い共感のためには、動画を観た人に「なぜ、この動画つくったのか」を理解してもらうことがとても大事です。
例として「おはよう」という毎朝のあいさつを促す動画を作る際には、なぜあいさつが大事なのか、あいさつというコミュニケーションの基本ができるようになるだけで、なぜ人生が素敵なものに変わるのかを考えさせることが大事だと教えてもらいました。
楠中放送部員の未来は無限大
講義を受けた後に、北区地域活性化動画コンテストの運営担当の情報学部のお兄さんたちから部員それぞれが制作中の動画のアイデアについてアドバイスを受けました。この様子については、後日、別の記事に掲載します。
今回、放送部員と小川先生は、最先端のICT機器を備えた崇城大学IoT・AIセンターの最新スタジオを見学しました。メタ空間スタジオの仮想空間を体験したり、XRスタジオで宇宙旅行のデモを楽しんだり、SCB放送局の本格的な放送設備を見学して、部員ひとりひとりがアイデアを磨くことで理想の社会を作れるんだ!と夢を膨らませることができたようです。夢いっぱいの楠中学校放送部員のみんなが小川先生とともにどんな夢ある動画作品を作ってくださるか、楽しみにしています!