楠の木の下で(下)

音楽室を離れた僕らは、思い出のグラウンドへと足を運んだ。ここは、私の青春時代の思い出の地である。グラウンドに目をやると、汗を流し、死に物狂いでボールを追いかけている少年の姿が目に入った。サッカー部だった私は数年前の自分の姿を照らし合わせ、微笑みを浮かべた。一生懸命練習に励んでいる生徒たちを横目に私は楠中学校を離れた。 

記 運営 三浦